仮想通貨の情報収集で人気?セキュリティの高いアプリ「テレグラム」とは

出典:テレグラム(Telegram)公式サイト
仮想通貨の情報を収集していると、テレグラム(Telegram)と言う単語や紙飛行機のロゴを見たことはないだろうか?テレグラム(Telegram)とはメッセンジャーアプリの一種なのだが、セキュリティの高さや通信速度などから、仮想通貨界隈に人気がある。

一体どんなメッセンジャーアプリなのか、仮想通貨の情報収集に使えるのかを説明しよう。

目次

  1. 仮想通貨界隈が使っているテレグラム(Telegram)ってなんだ?
  2. どうしてテレグラム(Telegram)は仮想通貨界隈で使われている?
  3. テレグラムのアカウント登録に関するポイント
  4. テレグラム(Telegram)を使うときの注意点
  5. テレグラム(Telegram)のトークン【グラム(GRAM)】とは
  6. まとめ:仮想通貨の情報収集をするなら、テレグラム(Telegram)も使おう

仮想通貨界隈が使っているテレグラム(Telegram)ってなんだ?

テレグラム(Telegram)とは、メッセンジャーアプリの一種だ。ロシア最大級のSNSと言われるVK(VKontakte)の創設者である、ニコライ・ドゥーロフとパーヴェル・ドゥーロフ(Pavel Durov)兄弟によって立ち上げられた。2019年現在はドバイを開発拠点としている。

日本で言うとLINEやFacebookメッセンジャー、世界的にはWhatsAppが有名だが、テレグラム(Telegram)も、2018年3月時点でMAU(月間アクティブユーザー数)が2億人に達するほどの人気となっている。

参考:Number of monthly active Telegram users worldwide from March 2014 to March 2018 (in millions)

また、テレグラム(Telegram)は仮想通貨に関心のある人や、仮想通貨・ブロックチェーン技術の開発に関わる人が使う傾向にある。

実際に、仮想通貨・ブロックチェーン技術を開発している団体のWebサイトを見てみると、必ずと言っていいほど紙飛行機型のアイコンを見るだろう。これはテレグラム(Telegram)のロゴであり、彼らがアカウントを持っていることを表明しているんだ。

ちなみに、Telegramは英語で電報と言う意味だ。テレグラム(Telegram)の特徴である通信速度を表す名前と言えるだろう。

どうしてテレグラム(Telegram)は仮想通貨界隈で使われている?

テレグラム(Telegram)は他のメッセンジャーアプリとどう違うのだろうか?端的に言えばセキュリティの高さと通信速度にあると言えるだろう。

主に2つの要因があり、これらが仮想通貨界隈のニーズにマッチしていると言える。

テレグラム(Telegram)はセキュリティが高い?

テレグラム(Telegram)は自らを他の「大衆的なメッセンジャーより安全」としている。技術的な話はこの記事では省くが、MTProtoと呼ばれるプロトコルを開発・採用しており、ユーザーの通信内容を暗号化している。

参考:Telegram公式サイト-MTProtoモバイルプロトコル

さらに、テレグラム(Telegram)はシークレットチャットモード(Secret Chats)も搭載しており、ユーザー間の通信内容はサーバを通さずユーザー同士のやり取りで完結し、一定時間後自動的に破壊されるシステムとなっている。

送った内容が一定時間で消えるというのはSnapchatなどを彷彿とさせるが、シークレットチャットは「デバイス固有(他のデバイスでチャットを引き継げない)」という特徴もある。

ただし、シークレットチャットであってもスクリーンショットを完全に防ぐことはできないため、利用するシーンに注意して欲しいと公式でも述べられている。

参考:Telegram公式サイト-シークレットチャット

また、ハッカーからのクラッキングを募るコンテストも過去に開催された。第一回目の賞金は300,000ドル(約3300万円)という高額なコンテストだったが、なんと期限までこれを破ったものはいなかったという(※)。

参考:Telegram公式ブログ-暗号コンテスト終了

アプリの安全性を高めるため、脆弱性を発見したハッカーに賞金を支払う仕組みは他のサービスでも見かけられるが、コンテストが勝者なしの結果になったのは、テレグラム(Telegram)のセキュリティが高度なことを示す一つの見方と言えるだろう。

ただし、2013年12月に、ユーザーからセキュリティ上の欠陥を指摘されたことは(これは現在修正されている)。また、アカウントハックによる乗っ取り被害も過去に存在している。乗っ取りはテレグラム(Telegram)上ではなくアカウント認証時のSMSを経由したものだが、テレグラム(Telegram)にすればすべてが安全というわけではない点に注意しよう。

参考:Reuters-Exclusive: Hackers accessed Telegram messaging accounts in Iran – researchers

暗号化や秘匿性の高さによって「セキュア」であることは、仮想通貨界隈が持つ思想の一つでもある(全員ではない)。テレグラム(Telegram)は、仮想通貨に関心がある人にピッタリな性質を持っていると言えるだろう。

テレグラム(Telegram)は通信速度が速い?

続いては通信速度の速さだ。国内でLINEなどのメッセンジャーを使っている場合、速度はあまり気にならないかもしれないが、国をまたいでさまざまな人とコミュニケーションを取ろうとすると、どうしても遅延が発生する。

これに対して、テレグラム(Telegram)は暗号化プロトコルの組み合わせによって、最速のメッセンジャーとなるように開発されている。メッセージを送信・受信するのに1秒かかるかどうかと言うレベルとされており、世界中の人々と仮想通貨についてなるべく早く情報収集をしたい人にピッタリと言える。

仮想通貨に関するニュースや話題を拾えるSNSと言えばTwitterも人気だが、特定のコミュニティ(グループ)のみで話をしたい人や、開発に関する話題はテレグラム(Telegram)がとても強い。

テレグラム(Telegram)では、仮想通貨取引所や開発団体も公式アカウントを解説しており、質問やトラブル解決のサポートも行っているのだ。

さらに、テレグラム(Telegram)はあらゆるファイルフォーマットの送信をサポートしている。重い動画ファイルやzipファイルであっても、テキストと同じような速度で送信できることは強みと言えそうだ。

テレグラムのアカウント登録に関するポイント

テレグラム(Telegram)のアカウント作成は無料で、スマホ版とPC版どちらからでも始められる。以下の手順を踏んで進めよう。

  1. 「公式サイト(https://telegram.org/)」にアクセスする
  2. 使いたいデバイスをクリックして、テレグラム(Telegram)をインストールする
  3. 電話番号の設定を行う
  4. SMSで認証番号が届くので、アプリに入力
  5. 名前を入力
  6. インストール完了!

テレグラム(Telegram)でチャットを行うには、知っている連絡先(電話番号)、または公開IDとして作成できるUsername、そして、指定の招待リンクでグループに参加する方法の3つだ。チャットしたい相手がテレグラム(Telegram)を利用していない場合、SMSで招待リンクを送ることも可能だ。

なお、公式ヘルプでは「Usernameを付けると、Username検索で知らない人からメッセージが来ることもあるので、慣れないうちは設定しない方が良い」としている。

このあたりは、LINEに近いので特定の人としか連絡を取りたくない人は、公式ヘルプ(https://telegram.org/faq)もチェックして進めてみよう。

テレグラム(Telegram)を使うときの注意点

セキュリティが高いとされるテレグラム(Telegram)だが、悪意を完全に防ぐことは難しい。過去に、テレグラム(Telegram)で作られたネットワークは、秘匿性の高さゆえに詐欺を働く可能性がゼロではないからだ。

取引所や仮想通貨・ブロックチェーン技術を騙る偽アカウントもあるため、不安な場合はそれぞれの公式サイトへ行き、リンクされているテレグラム(Telegram)をチェックすることをおすすめしたい。

こうした事象については怪しげなLINE@に入らない、不審なTwitterDMやメールを鵜呑みにしない、という意識があれば回避できると思われる。

なお、過去にはテレグラム(Telegram)のネットワーク内でテレグラム(Telegram)自身のなりすましアカウントを作成し、ネットワーク内で詐欺ICOを行った事件が存在する。

これはテレグラム(Telegram)にとってはとんだ迷惑であり、創業者の名前を勝手に使われてイギリスに登記されるという目にも遭っている。暗号化など通信に関するセキュリティは確保されているが、人の心理を突いた詐欺や悪用については、ユーザー自身が常に注意する必要があるだろう。

参考:The Calvert Journal-Telegram denies tech billionaire Durov has taken UK citizenship

また、テレグラム(Telegram)は秘匿性の高さや利用ユーザーの思想、国家背景、ブロックチェーンのプラットフォーム構想などから国が利用禁止の制限を検討するケースもある。

日本では(まだ)制限がかけられていないが、テレグラム(Telegram)でつながったユーザーが利用禁止国だった場合、連絡が取れなくなることなども想定しておきたい。

参考:BBC-Russia to block Telegram app over encryption

参考:Al-Monitor-Rouhani administration pushes back against Telegram blocking

テレグラム(Telegram)のトークン【グラム(GRAM)】とは

2018年までに仮想通貨について関心を持っている人であればご存知かもしれないが、テレグラム(Telegram)自体も独自のブロックチェーンを開発し、トークン【グラム(GRAM)】を発行している。

しかし、この【グラム(GRAM)】は2018年のプレセールに参加できた人のみが保有でき、以降は取引所ではない非公式な場所でクローズドに売買されている。つまり、2019年2月時点では、取引所で【グラム(GRAM)】を購入することはできない。

参考:TechCrunch-Telegramの史上最大、17億ドルのICOが大混乱――初期投資家が大量に利食い売り

今後のロードマップは「https://ico-telegram.org/」で確認できるが、現時点では取引所への一般公開について目途が立っていない。現状GramCoinを名乗ったり、テレグラム(Telegram)を騙る取引所売買は、全て詐欺と見なして良いだろう。

まとめ:仮想通貨の情報収集をするなら、テレグラム(Telegram)も使おう

これまでテレグラム(Telegram)の特徴と仮想通貨界隈との親和性について紹介したが、まだアカウントを持っていないのであれば、試しに作成してみるのも良いだろう。

海外のサービスで日本語サポートが無いこと、電話番号入力が必須となる点はハードルが高いかもしれないが、TwitterやRedditなどでも見られない、濃厚な仮想通貨情報が得られる可能性もあるのが魅力的だ。

取引所で扱っている仮想通貨の情報収集手段として、テレグラム(Telegram)も使ってみてはいかがだろうか。

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